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絵に対する業の深さがデザイナーも読むと刺激を受ける/安部龍太郎著「等伯」

   

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等伯 〈上・下〉」は松林図屏風で有名な絵師「長谷川等伯」を主人公にした小説で直木賞受賞作です。

「松林図屏風」の、しっとりとした落ち着いた画風から穏やかな人物かと思ったら、「等伯」に描かれているのは、絵のためなら全てを捧げる覚悟をもった業の深い、酔っぱらって殴り込みにいくような性格的にも荒々しい人物です。

絵に関する業の深さはデザイナーに限らずクリエイティブに関わる人なら刺激を受けるのではないでしょうか。
画業に関することだけでなく、業界の巨人狩野派との対決、組織の立ち上げ、人材不足、大型案件受注のための戦略、後継者の育成など現代のWeb系の会社と同じような状況が繰り広げられます。

また、等伯は有名な作品やライバルの狩野永徳の画を模写する描写や
狩野派が技術や修練の土台上に新たな表現を見いだそうとするなど
デザイナーとして成長のヒントになる部分もあります。

詳細は本編を読んでいただくとして、
物語としても面白い上に、デザイナーの刺激になる小説だと思います。

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