Webデザイナーに向いていないかもしれない人の特徴
※これは「ダメ出し」ではなく、気づきの話です
私はWebデザイナーとして23年ほど仕事をしてきました。
その中で、Webデザイナーを目指す学生さんや、新人の方と接する機会も多くありました。
この記事は
「向いていない人を切り捨てたい」
「才能の有無を決めつけたい」
というものではありません。
むしろ、
昔の自分自身にも当てはまっていたことを振り返りながら、
「もし早く気づけていたら、もう少し楽だったかもしれないな」
という視点で書いています。
基本的なデザインルールを知ろうとしない
感覚やセンスだけで何とかしようとすると、どこかで必ず行き詰まります。
配色、余白、文字組み、視線の流れなど、デザインには理由があります。
ルールを知った上で崩すのと、
知らずに感覚だけで作るのとでは、仕上がりに大きな差が出ます。
Webのデザインしか見ない
Webデザインは、Webだけを見ていてもなかなか引き出しが増えません。
ポスター、雑誌、パッケージ、看板、建築、街のサインなど、
他ジャンルから学べることは本当に多いです。
視野が狭いと、デザインもどうしても似通ってきます。
好きなデザイナーがいない
「この人のデザインが好き」「こうなりたい」という存在がいないと、
成長の方向がぼんやりしがちです。
真似から入ることは悪いことではありません。
むしろ、最初は真似をしないと身につかないことの方が多いです。
自分のやりたいデザインをやろうとする
Webデザインは自己表現である前に、課題解決の仕事です。
クライアントやユーザーの目的よりも
「自分が作りたいもの」を優先してしまうと、ズレが生まれます。
やりたいことを我慢する、というより
目的に合わせて引き出しを使い分ける感覚が大切です。
興味のアンテナが低い
日常の中で
「なぜこのデザインなんだろう?」
「なぜこの見せ方なんだろう?」
と考える癖がないと、成長はゆっくりになります。
特別な勉強時間よりも、
普段どれだけアンテナを張れているかが効いてきます。
「簡単にできる!」「時短!」系の記事ばかり追ってしまう
効率化やツールの使い方は大切です。
ただ、それはデザイン力そのものではありません。
近道ばかり探していると、
「なぜそうなるのか」が身につかず、応用が効かなくなります。
ボタンやタイトルを作ることがデザインだと思っている
パーツ作りも大事ですが、それだけでは不十分です。
本来のデザインは
• 情報の整理
• 優先順位
• 伝え方の設計
まで含めたものです。
見た目だけ整えても、使いにくければ意味がありません。
すぐにAIに頼ってしまう
AIはとても便利ですが、
「考える前に頼る」状態になると、成長の機会を失います。
まず自分で考える → 試す → うまくいかない
その過程があってこそ、AIも活きます。
すぐに諦めてしまう
Webデザインは、正直しんどい時期があります。
思ったように評価されない、成長を感じられない、
そういう期間は誰にでもあります。
そこでやめてしまうか、
続けながら少しずつ積み重ねるかで、数年後は大きく変わります。
向いていない=今は合っていない、というだけ
ここまで読んで
「当てはまるものが多い…」
と思ったとしても、落ち込む必要はありません。
これらは
才能の話ではなく、姿勢や習慣の話です。
気づけた時点で、修正することは十分可能です。
まとめ
Webデザイナーに向いていない人、というより
「気づかないままだと苦しくなりやすい特徴」
と言った方が正しいかもしれません。
私自身も、遠回りをたくさんしてきました。
だからこそ、これから目指す人には
少しでも楽に、長く続けてほしいと思っています。
デザイン上達の秘訣は「諦めないこと」です。