Webデザイナーの仕事術 節約・お金・貯金

転職して、時間と多少お金に余裕がある生活になった話

このブログも数年間放置状態だったが、放置していたひとつ理由として、ブログを収入源とする必要がなくなったことがある。

収入源とする必要がなくなった理由は転職したためだ。

紆余曲折のデザイナー人生

それまで勤めていた制作会社は、

  • 作業量が多い
  • 残業が多い
  • 残業手当なし
  • 低所得
  • 賞与なし
  • パワハラあり

という、制作会社ではありがちではあるが、ブラック企業と言える会社だった。

しかも、このとき私は、契約社員だった。

コンビニで10円でも安いおにぎりを選んだり、缶コーヒーを飲むのを我慢したりと、40代になっても、ワーキングプアそのままの経済状態だった。

3年契約社員で勤めれば、正社員にするということで勤めていたが、5年間も正社員転換を据え置きにされた上に、「年齢が高い」という理由で社長から正社員転換の話を反故にされた。
5年も契約社員で過ごさせたのは、会社側であり、年齢はわかっていたのに、年齢が高いという理由は納得できるものではなかったので、退職を決意した。

フリーランスをやってみたけど

フリーランスをはじめたが、すぐに経済状況が改善するはずもなく、それまで、少ないながらも安定した収入があったのも失い、経済的にもどん底になった。国民健康保険や住民税、年金などの支払いが重くのしかかり、もともと少ない貯金が、減っていく生活になった。

失業保険をもらう前に、生活資金がショートしそうになっていた時に、派遣会社から短期派遣の依頼があった。

会社勤めはもううんざりで、まったく行く気はなかったのだが、派遣会社からの強引な誘いと保険や税金などの支払い困っていたこともあり、安定収入を求めて行くことにした。

派遣先は、システム会社で、Webデザインとコーディングという今までやってきた作業なので、楽勝で暇を持て余すほどだった。しかも、残業がないので、帰ってからフリーの仕事も十分できた。派遣とフリーの仕事で、どうにか前職と同じか、少し上くらいの収入になった。

派遣は、もともと3ヶ月の予定であったが、延長依頼があり結局1年ほど続けることになった。

多少、仕事が忙しいことがあったが、それまでの制作会社からいえば楽勝で、残業も多くても3時間ほどだった。しかも、残業手当もしっかり支払われる。思い返せば、20年ほど働いてきて初めての残業手当だった。それまでの仕事でどれだけサービス残業してきたかと思うと、失った金額の多さに呆然とした。

派遣先から、正社員転換への話があった。

やっぱりダメだった正社員転換。しかし・・・

仕事も楽しく。待遇面などを正社員から聞いていて魅力的だったので、OKしたが、入社試験に落ちてしまった。

契約社員であれば雇えるが、正社員になれるかは保証できないとのことだった。
契約社員であれば、賞与なし・退職金なし、月給のため、時給の派遣より給与面では少しいいが、待遇的には魅力が低い。

しかも、結婚をすることが確定していたので、正社員の方がよかった。ただ、今から正社員を目指しても、結婚するころには非正規雇用の状態、最悪の場合、無職の可能性もあった。

会社側から正社員転換を望んだこともあり、1年間で正社員に転換するとの内諾を得たこともあり、契約社員として勤めることにした。

結果的に、前の会社と同じように年齢を理由に1年間での正社員転換を反故にされた。

絶望感しかなかった。

この1年の間に結婚し、新居に引っ越したこともあり、かなり経済的に負担がかかっていた。
しかも、契約社員にならなければ、福岡にいる理由はなく、妻の実家のある場所に引っ越してもよかったのである。内諾とはいえ、人の人生を狂わせる口約束は到底納得できるものではなかった。

帰って妻にそのことを伝えるのが憂鬱で、街を彷徨った。

自分一人なら、感情と心情に任せ、迷わず退職していたのだが、結婚して妻もいるし、負担をかけていたので、そうもいかない。

契約的法律的に問題がないのはわかるが、人の人生を大きく変えた上、自分の経済的にも、大きく損失がでた点を上長にあらためて、伝えた。しかも、自分から正社員転換を望んだのではなく、会社側から望んだ点も強く強調した。

部長が反対しているだけだったので、上司が権限を持つ取締役に相談してくれた。すぐに正社員転換することは難しいが、1年後には必ず正社員かすることを内諾してくれた。内諾だけでは、安心できなかったが、契約社員には本来ない賞与を特別につけてくれることになった。

その賞与の額が、満額でないにもかかわわらず、前職の年間所得の半分弱ほどあったのである。

正直、「えっ、こんなにもらえるの?」と思った。

給与は変わらなかったが、この賞与により人生で初めて、多少の金銭的余裕ができた。

さらに一年後には、約束通り正社員に転換してくれたこともあり、住宅補助もでるようになり、結果的に前職の1.5倍程度の所得になったのである。おかけで、フリーランスの仕事をしなくても生活できるようになった。

共働きということもあり、世帯年収が平均近くなったこともあり、ここで初めて普通の生活ができるようになった。

休日や帰宅後も、副業もする必要がなくなった。

もっとも同年代からしたら、収入は多くないが、少なくとも、コンビニでおにぎりの価格を気にする必要も、缶コーヒーを我慢する必要なくなり、お菓子もプライベートブランドを選ぶ必要がなくなった。

時間と経済的にも余裕ができたことで、趣味に使う余裕も少しできた。

まとめ

当然以前の会社に勤めている人はいるのだが、いまだに低収入・超労働時間(少しはマシになっているようだが)が続いているようだ。

かなり苦労したが環境を変えた自分の方が結果的にいい状況になったし、以前の会社だとみれなかった光景だ。

経験上言えるのは、状況が悪いなら、環境を変えて、自分にあった環境を探した方が手っ取り早い。

同じ場所(会社)にいても、変わらないことが多し、変わった会社はない。

環境が悪いと、現状を変えようとする気力もなくなる。

環境を変えるのは怖い。

自分も、システム会社に勤めるとか思ったこともなかったし、スーツを着て働くなど想像もできなかった。

実際経験してみると、システム会社では、自分程度の実力デザイナーでも重宝されるし、Webサイトについては会社に貢献できる。スーツであれば、私服と違って毎日着るものに悩むこともないし、洗濯も不要で楽。ネクタイを嫌がる人がいるが、いまはスーマトカジュアルでネクタイも不要だ。

しっかりした会社であれば、コンプライアンスがしっかりしているので、パワハラも処分の対象になるためないと感じる。残業の管理もしっかりしているし、有給も多い上に取得しやすい。

定時に帰るなど、想像の世界と思っていたが、転職してみると、自分が知らなかっただけで、いい環境は世の中に多くあるのだなと思った。

最後に

もし、現状を変えるのが難しく、環境を変えるのに躊躇っている人の参考になれば、と思います。

ただし、このことだけは私は決めていました。
「これが最後のチャンスだと考えて、やれることは全てやる」


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